単気筒エンジン!
パワフルなトルクとシンプルな構造で古くから愛されているエンジンの一つです。
今回は単気筒エンジンの特徴と代表的なおすすめバイクを紹介します!
Contents
単気筒とは?
単気筒とはシリンダーが1つのエンジンの事です。
非常にシンプルなその構造は軽量でコストを抑えられる為、主に原付や250ccビッグスクーターなどの小排気量バイクに搭載される事が多いです。
通称シングルとも呼ばれ、更に400cc以上になるとビッグシングルと呼ばれています。
単気筒を搭載したバイクは、その取り回しやすい軽さとシンプルな構造で多くのライダーに愛されているエンジンです。
単気筒エンジンの特徴
力強いトルク感
低回転時やスタートダッシュでの強烈なトルクは単気筒エンジン最大の魅力です。
身体が後ろに引っ張られるかの様なパワフルな加速と高い制動力を誇るエンジンブレーキでストップ&ゴーの多い街乗りに最適。
鼓動(振動)
先述の通りシリンダーが1つである単気筒エンジンは1発の爆発が大きく独特の鼓動感を楽しむ事が出来ます。
400ccクラスともなるとその鼓動は最新のハーレーよりも大きく感じる車種もあり このブルブルとした振動が「マシンって感じで最高!」というライダーも多くいます。
整備・メンテナンスが楽
単気筒エンジンは構造がシンプルな為、整備やメンテが非常に楽です。
例えば、エンジンの調子がちょっと悪いので「プラグを変えよう!」「キャブをオーバーホールしてみよう!」とした場合
4気筒であればプラグを4本 キャブも4つオーバーホールとなりますが、単気筒であればそれぞれが1つで済んでしまいます。
当たり前の話ですが、シンプルであればそれだけ整備やメンテ 壊れた際のトラブルシューティングも楽です。
維持費・修理費が安い
単気筒は燃費が良く実燃費でも25〜30km/Lという車種が多くあります。
例えばSR400の場合 カタログ上ではありますが41km/Lという驚異的な数値になっています。
さらに構造がシンプルなので、トラブルが起きた際も修理費用や部品が安く済むというメリットがあります。
単気筒エンジン音
単気筒エンジン独特のトコトコとしたエンジン音!文字じゃ伝わらないので動画をどうぞ
SR400 エンジン音 スーパートラップマフラー
単気筒250ccおすすめ
エストレヤ
250ccクラシックタイプで断トツ人気を誇るKawasaki エストレヤ。英国車を彷彿とさせる上品なデザインと高い足付き性能で、女性人気が非常に高く1992年の発売以来ロングセラーを誇るマシン。兄弟機にエストレヤRSやエストレヤカスタムなども存在する。
総排気量 | 249㏄ |
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エンジン | 空冷単気筒 |
車両重量 | 161kg |
シート高 | 735mm |
中古販売価格 | 15万〜45万円 |
GB250クラブマン
単気筒でありながら俊敏なレスポンスと鋭利な旋回性能を誇るHONDA GB250クラブマン。その登場は1983年 レトロなフォルムとスポーティーな乗り味で長きに渡り支持されたロングセラーマシン。400cc用をデチューンした単気筒エンジンは非常に頑丈。
総排気量 | 249㏄ |
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エンジン | 空冷単気筒 |
車両重量 | 132kg |
シート高 | 755mm |
中古販売価格 | 15万〜30万円 |
sw1
これぞSUZUKIの賛否両論分かれるデザインで1992年に発売されたSW1は案の定短命に終わってしまったマシン。エンジンは壊れ難い事で定評のあるボルティーの空冷単気筒を搭載し、目を惹く独特な外装には各所に収納スペースを備えている為使い勝手は非常に良い。
総排気量 | 249㏄ |
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エンジン | 空・油冷単気筒 |
車両重量 | 183kg |
シート高 | 770mm |
中古販売価格 | 30万〜65万円 |
ニンジャSL
車重149kgの車体にパワフルな単気筒エンジンを搭載した超軽量ボディのスーパースポーツ KawasakiニンジャSL。スリムで軽量なその車体は中毒的な乗り味を楽しむことができ取り回しも楽チンな為、男女共におすすめのバイク。
総排気量 | 249㏄ |
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エンジン | 水冷単気筒 |
車両重量 | 149kg |
シート高 | 780mm |
中古販売価格 | 20万〜45万円 |
単気筒400ccおすすめ
SR400
1978年の登場以来 変わらぬ姿のシーラカンスマシンYAMAHA SR400。様々な時代のライダーに愛されたシンプルな構造と、軽快で力強い乗り味を楽しめるマシン。カスタムパーツも多くトップクラスの「いじり易さ」で自分だけのマシンを作れる
※排ガス規制により2021年のファイナルエディションをもって43年の歴史に幕を下ろしました。あらゆる時代、あらゆるライダーの記憶の何処かに登場するロングセラーマシンだけあって非常に残念です。
総排気量 | 399㏄ |
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エンジン | 空冷単気筒 |
車両重量 | 175kg |
シート高 | 790mm |
新車販売価格 | 58万円 |
HONDA GB350/S
ホンダのシングルスポーツに冠されるGBの名を受け継いだ最新シリーズ GB350/S
見た目こそクラシカルだがトラコンやABSなど、現代的な装備で固められた最新機種。
エンジンにはロングストロークの空冷単気筒を搭載し、ゆったり気負わず、街乗りから高速まで楽しめるコンセプト。
通常モデルのGB350に対してGB350Sでは、タックロール風シートに軽量化&コンパクト化された前後フェンダーとウィンカー類、更にややバックステップとなりハンドルも絞られた事で、デザイン・ライディング共によりスポーティーに仕上がっている。
SR400亡き後のシングルファン注目のマシン
発売日はGB350が2021年4月22日、GB350Sは7月15日。
総排気量 | 348cc |
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エンジン | 空冷4ストOHC単気筒 |
車両重量 | 180kg/S-178kg |
シート高 | 800mm |
新車販売価格 | 55万/S-59万4千円 |
CB400SS
single sportsの名前の通り単気筒を載せたクラシカルな車体でスポーツ走行も楽しめるHONDA CB400SS。指導方式はセル&キックだがキックのみの旧型は中古相場が安く手軽に単気筒を体感できる。
総排気量 | 397㏄ |
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エンジン | 空冷単気筒 |
車両重量 | 156kg |
シート高 | 790mm |
中古販売価格 | 20万〜35万円 |
テンプター
打倒SRを掲げ登場したネオクラシックのダークホースSUZUKI テンプター。ヨーロピアンレーサーを彷彿とさせる王道クラシカルスタイルにフロントのダブルドラムブレーキやH型断面リムなど、各所に他を寄せ付けない拘りが宿るマシン。短命に終わってしまったがその造形美はSRに勝るとも劣らない隠れた名車。
総排気量 | 396㏄ |
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エンジン | 空冷単気筒 |
車両重量 | 173kg |
シート高 | 780mm |
中古販売価格 | 20万〜35万円 |
大型単気筒おすすめ
SR500
クラシカルなデザインで高い人気を誇るSRを、扱い易さはそのまま500ccで楽しめるYAMAHA SR500。SR400以上の強烈なトルクとパルス感で玉数は少ないながら根強い人気を誇っている。
総排気量 | 499㏄ |
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エンジン | 空冷単気筒 |
車両重量 | 153kg |
シート高 | 780mm |
中古販売価格 | 35万〜65万円 |
ロイヤルエンフィールド コンチネンタルGT
1965年発売当時の姿を復活させたロイヤルエンフィールド コンチネンタルGT セパハンやバックステップを装備したスパルタンなカフェレーサースタイルに535ccのOHVビッグシングルを搭載。当時と変わらぬ荒削りな鼓動感と軽快な走りを楽しむことができる。
総排気量 | 535㏄ |
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エンジン | 空冷単気筒 |
車両重量 | 192kg |
シート高 | 810mm |
中古販売価格 | 45万〜95万円 |
SRX600
根強い人気を誇るYAMAHA SRX600は、極限までスポーツ性能を高めた単気筒の1つの完成形というべきマシン。その乗り味は単気筒の宿命である「頭打ち感」が無く、強制開閉と負圧式のダブルキャブで、速度が上がるにつれて単気筒とは思えないスムーズな加速を楽しめる。単気筒の常識が覆るおすすめのマシン。
総排気量 | 608㏄ |
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エンジン | 空冷単気筒 |
車両重量 | 170kg |
シート高 | 760mm |
中古販売価格 | 35万〜100万円以上 |