イタリア最古のバイクメーカー「モトグッツィ」!
日本ではまだまだ「珍しい」って感じのバイクで、サービスエリアなんかで見かけるとライダー注目の的ですよね。
今回はモトグッツィのおすすめバイクを紹介しようと思いますが、
そもそもモトグッツィってなに?バック?
って方も多いと思いますので、まずは簡単な歴史から
Contents
- モトグッツィの歴史
- モトグッツィおすすめ①グリーゾ8V
- モトグッツィおすすめ②940カスタム
- モトグッツィおすすめ③1200スポーツ
- モトグッツィおすすめ④グリーゾ1100
- モトグッツィおすすめ⑤グリーゾ850
- モトグッツィおすすめ⑥ブレバー1100
- モトグッツィおすすめ⑦ブレバー750
- モトグッツィおすすめ⑧V11 バラビオ
- モトグッツィおすすめ⑨V11 カフェスポルト
- モトグッツィおすすめ⑩V11 コッパイタリア
- モトグッツィおすすめ⑪ ノルウェー1200
- モトグッツィおすすめ⑫ カリフォルニア・ストーン・ツーリング
- モトグッツィおすすめ⑬ カリフォルニアEV
- モトグッツィおすすめ⑭ カリフォルニアEVツーリング
- モトグッツィおすすめ⑮ 1000S
モトグッツィの歴史
冒頭で既に「イタリア最古のバイクメーカー!」と元気良く記載しましたが、最古ってどの位だよってお話です。
モトグッツィの歴史は古く、創業は1921年。
日本がまだ大正時代の頃ですね。(因みに関係ありませんが、ファッションブランドのGUCCIも同年に起業しています。)
第一次大戦中、パーティで偶然出会ったバイク好きの「レーサー」「バイク屋」「大富豪」の3人が、「戦争終わったらバイクメーカー作ろうぜ!」と言って本当に作ったのがモトグッツィです。
因みにその時のパーティと言うのが、イタリア空軍主催のもので、
この3人は戦時中、戦闘機のパイロットでした。
なんとか無事戦争が終わり、約束通りモトグッツィ設立に動きだす3人。
しかしその直後、軍からテストパイロットに選ばれた
「レーサー」ジョヴァンニは、モトグッツィ設立を目前に新型航空機のテスト中に死亡してしまうのです。
友人を亡くし、残された「大富豪」ジョルジョ・パローディ。
そして「バイク屋」であるカルロ・グッツィの2人は、モトグッツィ設立後
ロゴをアクイラ(鷲)に決めました。
それは3人が出会った場所であり、ジョヴァンニが所属していたイタリア空軍を表す紋章だったのです…。
このとてつもなく熱いお話が、モトグッツィの設立の歴史です。
そして現在モトグッツィは、残念ながらピアジオという会社の傘下となってしまったものの、
ブランドはそのまま存続し、縦置きV型エンジンという世にも珍しいスタイルと、独特の鼓動感を楽しめる個性的なバイクメーカーとして世に知られています。
それではそろそろ、そんな熱いモトグッツィのおすすめバイクを紹介していきます。
モトグッツィおすすめ①グリーゾ8V
左右に突き出たエンジンが大迫力のモトグッツィ グリーゾ8V
ヨーロッパの大企業ピアジオ傘下後、基本設計をそのままにマイナーチェンジ。
特徴的な縦置きV型エンジンは排気量1200ccに拡大され、湧き上がるトルクと、独特の鼓動感を楽しめる。
更に、一見2本出しの様なマフラーはサイレンサーに2つの出口を持つ特徴的なデザインとなった。排気量拡大によりパワーアップした為、足元はペータルディスクに変更、よりスポーツ性能を高め、キビキビとした走りを楽しめる。
モトグッツィおすすめ②940カスタム
コンセプトはイタリアン・ストリート・ロードスター。
モトグッツィ 940カスタムは、全体的にコンパクトにまとめられたボディと、クラシカルなスタイルで仕上げられ、本格的にスポーツするというよりは、「程よく流して楽しむ」といった位置づけの様で、ヨーロッパでも好調なセールスを続けるハーレー・スポーツスターのライバルとなっているマシン。
モトグッツィおすすめ③1200スポーツ
ネイキッドスタイルでありながら、他のネイキッドでは決して味わえない乗り味
モトグッツィ1200スポーツは、フロント周りに上下2灯のヘッドライトとビキニカウルを装備。マフラーは重低音を奏でるアップタイプの右2本出しとなり、荒々しくもスマートなスタイルに仕上がっている。
1151ccを誇る伝統の縦置きVツインエンジンを載せ、軽快なハンドリングにブレンボキャリパーやラジアルタイヤなどスポーティーな走りを想定した作りになっている。
モトグッツィおすすめ④グリーゾ1100
斬新なスタイルと突き上げる鼓動感が魅力のグリーゾ1100は、クランクケースやビームパーツを一新した「V1100エボルツィオーネ」と呼ばれる新ユニットをエンジンに採用している。一見上品で美しい車体だが、剥き出しのバックボーンフレームや、独特のデザインが目を引くマフラーなど、特徴的なディテールがスパイスを加え、唯一無二のスタイルとなっている。
モトグッツィおすすめ⑤グリーゾ850
スタイルそのまま扱いやすい排気量に グリーゾ850はグリーゾシリーズのミドルモデル。グリーゾ1100の堂々としたスタイルをそのままに、エンジンは1100のストロークを縮めたもので、丁度良くパワーを使いきれる排気量となった。
排気量が小さくなり車体が軽くなっている分、パワーの低下を補う程の軽快なハンドリングを手に入れており、バンク角も充分に確保されているので、思い切ったライディング操作も軽々行える仕上がりとなっている。
モトグッツィおすすめ⑥ブレバー1100
グラマラスなスタイルに新設計V11ユニットを搭載したブレバー1100は、
お馴染みのエンジンにドコドコとした鼓動感とモトグッツィらしさを継承しつつも、新しい乗り味を追求。軽快なハンドリングとニーグリップのし易い盛り上がったタンクに、前後のブレーキにはブレンボ製を採用するなど、マシンとの一体感を高め、スポーティなドライブを楽しめる。
モトグッツィおすすめ⑦ブレバー750
前記のブレバー1100の弟分であるブレバー750。
その最大の特徴は750とは思えない驚異的な軽さで、その車体重量はなんと182㎏。(HONDA CB400スーパーフォアが175㎏)更にシートは790mmと足付き性能も高い為、中型バイクの様な扱いやすさで、乗り手を選ばず誰もが楽しめるマシンに仕上がっている。
モトグッツィおすすめ⑧V11 バラビオ
V11をベースにアップハンドル化、軽快なハンドリングに標準装備のステアリングダンパーなどを装備し、1064ccながらも扱い易さと快適性を兼ね備えたモデル。
因みにバラビオというネーミングは、モトグッツィの地元である、バラビオ〜レジネリ間で開催されるヒルクライムレースが由来となっている。
モトグッツィおすすめ⑨V11 カフェスポルト
モトグッツィ独特の縦置き大排気量Vツイン&シャフトドライブはそのままに、ハーフカウルにシングルシートのカフェレーサースタイルにまとめあげたV11のバリエーションモデル。安定性が高く、長距離ツーリングから街乗りはもちろんの事、ちょっとしたコーナーリングを攻めたりと幅広く楽しめる仕上がりになっている。
モトグッツィおすすめ⑩V11 コッパイタリア
赤・緑・白の美しいイタリアンカラーが特徴のコッパイタリアは、オーリンズ製の前後サスペンションにステアリングダンパーを装備。更に前後ホイールとブレーキにはブレンボ製の物が使用され、高性能なパーツをふんだんに使ったかなり「攻め」に振った印象を受けるマシンとなっている。
モトグッツィおすすめ⑪ ノルウェー1200
モトグッツィが放つハイスピードツアラーモデル。
ノルウェー1200はブレバー1100をベースにしたツアラーモデル。
スタイリッシュな大型フルカウルに、新設計V11型ユニットをスケールアップさせ、1133ccの大排気量エンジンを搭載した。
シャシー関係は基本的にブレバー同様だが、ライディングポジションはよりアップライトとなった為、長時間の走行でも疲れにくい設計になっている。
モトグッツィおすすめ⑫ カリフォルニア・ストーン・ツーリング
ストーンの名の通り発売当初はボディカラーのラインアップに石の名前が用いられていた。
一見940カスタムの様に見える車体だが、国内導入モデルにはウインドシールドとパニアケースが装着されたツーリングモデルもライナップされている。排気量は1064ccと充分なパワーを持っている為、ツーリングから街乗りまで幅広く対応できる。
モトグッツィおすすめ⑬ カリフォルニアEV
30年以上の歴史と伝統を持つロングセラーモデル。
モトグッツィ カルフォルニアEVは、ふんだんに使ったメッキパーツに、アジャスタブルフォークやチューブレスタイヤなどを装備した、カリフォルニアシリーズの中でも高級感溢れる豪華仕様。1064ccを誇る縦置きV型エンジンは、低速から高速までストレスフリーにドライブできる。
モトグッツィおすすめ⑭ カリフォルニアEVツーリング
前記のカリフォルニアEVをツーリング仕様にモデルチェンジ。
モトグッツィ カリフォルニアEVツーリングは、大型ウインドシールド付きのカウルに、パニアケースを標準装備したカリフォルニアEVのツーリングモデル。
更にリアにはバックレストも装備されている為、タンデムを快適にこなす事が出来る他、パニアケースに入りきらなかった荷物を固定したりと、ツーリングライダーを悩ませない。鼓動を感じながらのんびりと長距離ツーリングを楽しみたいマシンに仕上がっている。
モトグッツィおすすめ⑮ 1000S
無駄なものをまとわないシンプルな魅力。
いまだ根強い人気を誇る名車モトグッツィ 1000Sは、同社の傑作機である750SIIIやV7スポーツをモデルとして製作されたネオクラシックモデル。
今ではすっかり旧車となってしまったがモデルであるが、現代の「人に合わせて進化した」バイクでは決して味わえない乗り味を持ち、「人がマシンに合わせる」という、動物相手の様な手強さがある。モトグッツィの中でも乗り手を選ぶマシンではあるが、大排気量1000ccの縦置きV型エンジンの強烈な鼓動と、鉄の塊でありながら気品さえ感じるシンプルなデザインは、乗って損なしの傑作マシンに仕上がっている。